INTERVIEWS

T.S
施設企画部 施設課 課長
2000年入社

多彩な経験と
豊富な人脈が、
大きな成果に繋がっていく

年間利用者数8,700万人以上を数える羽田空港を舞台に、
30を超える施設とインフラサービスを提供する当社。
まるで「一つの街」のようなその場所では、日々、様々な工事やプロジェクトが動いています。
施設監理部門は、そんな各種施設の工事を担う部署。
時には官民が連携しておこなう大規模なプロジェクトの中心で活躍することもあります。

内定を断って選んだ、
空港施設

前職は、建築設備施工会社で工事の現場監督業務に携わっていました。当時はまだ「ワークライフバランス」という言葉が普及する前で、「仕事はプライベートを削って当たり前」という考えも珍しくない時代。多忙な毎日の中で「オンとオフにメリハリを付けて働きたい」と考え、転職活動を始めました。
前職での経験が評価され、転職活動は無事に進行。難なく2社から内定を頂きました。ただ、いずれも「この会社でなくてはいけない」という決め手に欠き、決断できずにいたのです。そんな折、新聞広告で目にしたのが空港施設の求人募集でした。気になって詳しく調べると、待遇も良く、残業も少なく、経営状態も安定している。また、ビジネス上の「発注者」にあたるので、より事業の上流に携われる点も魅力でした。翌日の朝には記載されていた電話番号に問い合わせ、選考に参加。内定を頂いていた2社にはお断りの電話をし、退路を断って臨んだことが功を奏したのか運良く採用頂き、今に至ります。

挑戦の先に、
自分だけの経験がある

入社後、まずは地元である大阪事業所の運用課に配属され、管轄である西日本各施設の保守管理業務に約14年間携わりました。その後、なんと東京へ異動。職種が大きく異なる営業・事業開発部門へ配属となります。通常、技術系職種に携わる社員が営業などの事務系職種に携わることは少ないのですが、当時の組織変更の中で偶然私に声が掛かり、私自身も「新しい環境にチャレンジしたい」と感じたため快諾。保守管理業務から一転、営業として空港外案件の新規事業開拓に携わることになりました。その後、子会社である東京空港冷暖房㈱への出向を経て、現在も所属する施設監理系部門へ配属。2021年1月からは同部門の課長として、工事発注や工事管理の責任者を務めています。
我ながら多彩な経歴だと思いますが、中でも勉強になったのは子会社である東京空港冷暖房㈱への出向です。それまで西日本の各施設や空港外の案件に携わることが多かった中で、ようやく当社の柱である羽田空港に携わることができました。たった1年間ではありましたが、そこで得た知識や人脈が今の仕事に活きていることは言うまでもありません。

空港施設だから
得られるキャリアで、
市場価値を高める

前職を経て、大阪事業所での勤務、事務系職種への転向、子会社への出向と、様々な立場で業務に携わってきました。その中で感じるのは「航空業界における当社の存在の大きさ」です。大手航空会社をはじめ、航空や空港に関わりのある様々な組織を見渡しても、建物やインフラを供給している企業は少なく、それゆえ頼りにされているなと常々実感しています。例えば、現在進めている「空港内のカーボンニュートラル(脱炭素)プロジェクト」も、その一つです。2020年10月の内閣総理大臣による「脱炭素宣言」以降、空港における脱炭素化に向けて進むこの取り組みにおいて、当社が管理する「国内貨物地区」は要の一つ。所有する建物の屋根に太陽光パネルを取り付けたり、そこで使用する車輌をEVやFCVにしたりすることで、脱炭素化が大きく進むのです。
こうした環境があるのも、当社が航空ビジネスにおける上流に位置しているから。働きやすさとやりがいが両立したこの場所でこれからも様々な仕事に携わり、自らの市場価値を高めていきたいです。

これからのビジョン

部下や後輩の育成が一番の目標です。私自身がそうであったように、人は様々なプロジェクトを通じて結果を出していくことでモチベーションが上がり、さらに成長するもの。部下や後輩がそうした「良き循環」に入れるよう全力でサポートしたいですし、そのための環境作りや知識・経験の継承をおこないたいです。時代がものすごい速さで変化している今、私たち中堅社員は「古いものと新しいものを繋ぐ存在」だと考えています。次の世代にバトンを引き継げるよう、全力で仕事に向き合います。

休日の過ごし方

旅行や美術鑑賞に加えて身体を動かすことが好きなので、スキー、ゴルフとスポーツを幅広くやっていますが、やはり家事が一番多いでしょうか(笑)。妻と一緒にスーパーを回って食材や日用品の買い出しに出かけています。また、お風呂やトイレの掃除など担当している家事がいくつかあるので、休日はそれらも大切な役割です。また、野球部に所属する息子の試合がある日には、その応援に行くこともあります。