INTERVIEWS

HARUKA KUWABARA

桑原 晴香
経営企画部 サステナビリティ推進課
2016年入社

会社の事業継続を
確たるものにし、
「空港」と「航空」を
支える

責任ある企業活動に欠かすことのできない、環境や安全、そして災害や危機管理に対する取り組み。
サステナビリティ推進課は、経済、社会ひいては暮らしなどの営みに欠かすことのできない空港や航空を支えています。
災害といった不確実なリスクを管理する既存の事業継続計画(BCP※)の見直しなどを行う当課の役割は、
近年、ますます重要性を増しています。

※BCP:Business Continuity Plan

好奇心と航空業界への憧れ

思えば、学生時代から好奇心は旺盛なタイプだったと思います。出身は北海道なのですが、異なる文化や慣習などへの興味と、色々な場所に行ってみたいという想いから、関西の大学に進学しました。大学在学中は、青春18きっぷを利用して関西から岡山、島根などの中国地方を経て、東京、福島、宮城、青森、北海道まで全7日間の普通電車の旅をしたこともあります。
また、北海道で育った私にとって、幼いころから空港は道外への玄関口で、楽しい特別な場所でした。大学時代に格納庫を見学する機会があり、空港の施設やそこで働く方の仕事を目にしたことで、航空業界への憧れがさらに強まりました。空港施設であれば、格納庫をはじめとする空港内の様々な施設、空港周辺や空港外エリアのホテルやオフィスビル、さらには国内外の多種多様な空港の施設に携われるチャンスがあると思い、入社を志望しました。

「空」の安全や信頼を
担うために

現在は、経営企画部 サステナビリティ推進課に所属しています。当社の事業活動に関わる安全衛生や改善活動、環境および災害対策の各種委員会事務局を担う当課では、多種多様な業務をおこなっています。省エネ法にかかる経済産業省への定期報告書の作成・提出、地球温暖化対策計画書の作成・提出、施設の安全パトロール、安全情報の共有や啓蒙活動、さらには自然災害やパンデミックなどの万が一の事態においても、企業が継続的に事業できるようにBCPを策定すること、防災用品の備蓄・管理など、その担当業務は多岐にわたります。例えば、安全パトロールでは、当社施設の安全確認を行う当社役員や当該施設担当の社員との事前の調整から、当日のパトロール、報告書の作成、社内への情報展開などを一貫して担当しています。環境や安全は何よりも優先するべき重要な事項であり、会社そのものの事業の根幹に関わる大きな責任を感じながら、当社施設の安全を確保するため日々の業務に取り組んでいます。

災害時こそ、
企業としての責任が試される

「空」の発展の一翼を担う当社。空港の環境と安全を支える当社の役割を私が実感したのは、入社後に初めて空港事業部 貨物企画課に配属されたときです。国内航空貨物取扱量第1位の羽田空港内において、日本各地の空港や物流拠点を結ぶ国内航空貨物ターミナルが日本の物流の大動脈となっている現場を目の当たりにしました。当社の事業は、安全が損なわれると、今まで携わってきた多くの関係者が築き上げた信頼関係を失うだけでなく、空港や航空、そしてその先にある社会の機能を阻害することにもつながる恐れがあります。万一の災害発生時にも、24時間365日絶え間なくヒトやモノが行き交う空港の機能が止まることのないよう、既存のBCPの見直し、防災訓練、救命講習、安全意識の啓発などの活動を重ねています。空港をとりまく安全管理に携わる一企業である当社で、今後もサステナビリティ推進課の役割に向き合い、取り組んでいきます。

これからのビジョン

環境・安全については、社会的にも注目が集まっており、取り組み方次第で会社の信頼や業績に大きく影響するテーマです。だからこそ、会社としてお客様や株主・投資家、取引先、地域社会、行政、そして従業員の安心・安全、貢献、信頼に応えられるよう、取り組んでいきたいと思っています。また「あなたに任せたい」「あなたに任せてよかった」と思って頂ける存在になれるよう、視野を広く柔軟な考えや発想が出来るよう、成長していきたいと思います。

休日の過ごし方

散歩が好きです。目的もなく歩く日、好きな音楽を聴きながら歩く日、事前にルートを考えて歩く日、お店や風景など目的を決めて歩く日など、その時々の気分に応じて楽しんでいます。また有給休暇などを利用して長期のお休みを取り、帰省や旅行、友人や家族と過ごす時間が自分にとっての大切なリフレッシュ方法です。