BUSINESS

ビジネス
フィールド

“空港”という街を支える、
オリジナリティ溢れる創造力。

当社の舞台は、空港。と言っても、一般的にイメージされる「旅客ターミナル」だけではありません。
航空機の格納庫や整備施設、パイロット・キャビンアテンダントの訓練施設、航空貨物ターミナル、空港のインフラなど、
空港全体に関わる様々な施設と機能が、私たちのフィールドです。
ここでは、空港事業の特性と、空港内施設の特殊性に精通した私たちだからこそできる事業をご紹介します。

01

事業エリア

社会性や公共性の高い空港において、施設と機能を提供する当社。その経験と実績は各所で評価されており、北は新千歳空港から南は那覇空港に至る国内主要12空港および海外2空港(シンガポール・セレター空港とカナダ・ラングレー空港)で、事業を展開しています。中でも、当社の売上高の約8割を占める東京国際空港(羽田空港)の事業において不動産賃貸をはじめ、熱供給や給排水、通信などのインフラの構築・運営まで、幅広く手掛けています。

  • 空港外
  • 羽田空港
    周辺
  • 羽田空港
  • 国内空港
  • 海外空港
地域別売上高構成比
2023年3⽉期
  • 空港外・海外・その他 14.8%
  • 国内空港 8.8%
  • 羽田空港 76.4%
2019年(コロナ前)国内空港利⽤者ランキング
※出典:国⼟交通省航空局 令和元年(暦年)空港別順位表より
1
羽田
87,406千人
2
成田
42,413千人
3
関西
31,807千人
4
福岡
24,679千人
5
新千歳
24,599千人
6
那覇
21,761千人
7
伊丹
16,504千人
8
中部
13,460千人
9
鹿児島
6,075千人
10
仙台
3,855千人

成田を除く
9空港
事業展開

02

AFCグループの3つの
事業セグメント

当社グループは、オフィスビルや格納庫、整備工場、航空貨物ターミナル施設などの「不動産賃貸事業」をはじめ、冷暖房などの供給をおこなう「熱供給事業」、そして上下水道施設の運営管理などをおこなう「給排水その他事業」からなる3つの事業セグメントを、展開しています。当社グループの売上⾼255億円(2023年3⽉期)の内、「不動産賃貸事業」は売上高全体の約75%を占めており、当社の主要なビジネスとなっています。

セグメント別売上高構成比
2023年3⽉期
77.3%

不動産賃貸事業

13.4%

熱供給
事業

9.3%

給排水
その他事業

不動産賃貸事業

当社は、オフィス・訓練施設・整備施設を集約した多目的総合ビルや格納庫、整備工場など、空港や航空に関わる様々な施設を、航空会社や航空関連会社に提供しています。

作業効率を追求したレイアウト
<羽田空港 エンジンメンテナンスビル南棟(ANA)>

安全な運航に欠かせない、航空機のエンジンメンテナンスをおこなう施設の管理・運営も、当社の事業の一部。効率的かつ機能的なレイアウトが特徴です。

乗務員の訓練機能を集結
<北九州空港 トレーニングセンター(SFJ)>

機体を操縦するパイロットや、快適な旅をサポートするキャビンアテンダントをはじめとする、乗務員用の訓練施設を提供しています。

培った経験と実績を海外で展開
<カナダ・ラングレー空港 ヘリコプター整備施設>

海外事業2か国目となるカナダにおいて、世界のあらゆる航空機メーカーのヘリコプター整備を行うことができる施設をMRO事業者であるスタンダード・エアロ社に提供しています。
※MRO事業者:航空機の整備や修理などを行う会社

熱供給事業

AFCグループの「東京空港冷暖房株式会社」では、冷暖房・給湯等に使用する冷水・蒸気を製造し、旅客ターミナルビルをはじめ、総延床面積100haに及ぶ羽田空港内の拠点施設に24時間365日熱を供給しています。1993年の供給開始以降、東日本大震災等の災害時を含め、これまで一度も熱供給が途絶えたことはありません。高度な公共性・社会性を有する羽田空港において、安全で安定した確実なサービスの提供を行なっています。

空港利用者の快適な空の旅を365日24時間支える
<エネルギーセンター>

東京空港冷暖房株式会社のサービスは、「地域冷暖房」を特徴としています。地域冷暖房とは、複数の建物の冷暖房・給湯等に使用する冷水・蒸気を集中的に製造し、供給を行なうことで、限られた土地・スペースの有効活用や、高効率の大型機器の運用による省エネルギー効果等のメリットがあります。さらには二酸化炭素の排出量削減による地球温暖化防止など、環境保全にも大きな役割を果たしています。地域冷暖房を通じて羽田空港の発展に貢献し続けています。

給排水その他事業

羽田空港における上下水道施設の運営管理のほか、羽田空港内の国内旅客および貨物の各ターミナルを中心に、空港内で共用化している基幹通信網の整備およびシステム構築をおこなっています。また、当社所有の遊休地や格納庫屋上、空港外用地を活用し、太陽光発電事業にも取り組んでいます。

空港内に安全な“水”を届ける
<上下水道施設の運営・管理>

羽田空港と新千歳空港で過ごすあらゆる人の活動に欠かすことのできない、“水”の供給もわたしたちの重要な仕事のひとつです。

コミュニケーションを支える
<共用通信>

羽田空港内に光ケーブルを敷設することにより、旅客ターミナルなどの施設に電話やインターネットなどの通信サービスを提供しています。

再生可能エネルギー事業で社会に貢献
<太陽光発電>

当社では、ESG(環境・社会・ガバナンス)の取り組みの一つとして、「CO2排出量の抑制」と「エネルギーの安定供給」の両立という社会的課題に向き合うために、太陽光発電事業を行っています。

03

Our Field in the Future
〜これからのAFC〜

空港・航空は、生活基盤や社会インフラを支える極めて公共性と社会性の高い施設と機能です。未来にわたり、その役割は着実に高まるものと考えられます。それは、当社の社会的要請が高まることも意味しています。ここでは、これからわたしたちが手掛けていく街づくりの一部をご紹介します。

羽田空港および同空港周辺

機内食工場(TFK)

航空需要の増大に伴う機内食の生産機能の拡張に対応。

テクニカルセンター倉庫棟

航空機発着枠増加等の機能強化に対応した倉庫の提供。

HANEDA INNOVATION CITY

羽田空港の隣接地に「先端」と「文化」の2つをまちのコア産業として、商業・オフィス・日本文化・グルメ・ライブイベントをはじめ、多くの特徴的な機能を内包した、未来志向の新たな体験や価値に出会える大規模複合施設。

羽田旭町ホテル(ホテルJALシティ羽田 東京 ウエスト ウイング)

世界有数の規模を誇る羽田空港。世界の空港利用者をターゲットに、空港の補完機能として新たな価値を生み出す安らぎの空間を提供。

国内空港

神戸空港格納庫(エアバス社)

世界大手航空機メーカーのヘリコプター整備機能の拡張に対応すべく、既存格納庫を増築。

奈多へリポート格納庫(ANH・西日本空輸)

国土交通省航空局による福岡空港回転翼機能移設事業に伴い、福岡空港奈多地区へリポートに移転・新設。

空港外および海外

関東学院大学 インターナショナル・レジデンス
(金沢八景国際コミュニティプラザ)

大学のグローバル化に対応する人材育成や、国際化推進に伴う外国人留学生の受け入れ促進に対応し、空港外の事業を拡張。

東急ステイ蒲田

羽田空港の拡大や再国際化に伴い、ビジネスや観光などの需要も増える中、ニーズに応えるべく、空港でのノウハウを活かして手掛けた空港外最初のホテル。

シンガポール・セレター空港 パイロット訓練施設(エアバス社)

今後、世界で最も航空需要が伸びるといわれるアジア地域の中心において、世界的航空機メーカーのエアバス社向けにパイロット訓練施設の提供およびシミュレーター(通算5基)の導入支援を行っています。