INTERVIEWS

YUKA KURIHARA

栗原 由佳
総務部 総務課
主任
2013年入社

部署を横断し、
現場目線に立ち、
組織の「ハブ」を担う

「空」の発展の一翼を担う、
多くのスペシャリストやゼネラリストが在籍する当社。
そのような当社の中心に立ち、円滑な組織運営を支えるのが、総務課の仕事。
多彩な役割を担う様々な組織の「ハブ」として、時にはリーダーシップをとる重要な存在です。

目指していた、
空港施設という環境

私の前職は、大手旅行会社です。出張や旅行の手配、ご提案など、様々なお客様対応業務に携わっていました。顔見知りのお客様も多く、信頼関係を築きながらネットワークを広げていくその仕事にはやりがいを感じていましたが、同時に「より組織全体への貢献性を感じながら働きたい」と思うようにもなりました。グループ全体で数万人を数える前職の環境下では、どうしても「歯車の一つ」でしかないような気がしたのです。
そのようなときに、縁あって空港施設の存在を耳にしました。社員数はグループ連結で100人程度であり、組織全体に貢献できるバックオフィス業務に携わりたいという希望を叶えることができるのではないか、と感じました。また、航空会社の方々とやり取りをした経験もあったので、知識が活かせるかもしれないと思いました。まさに、自身が目指していた環境にマッチしていると感じ、転職を決めるに至りました。

無我夢中だった、
初めての株主総会

入社後、秘書の業務を経て、現在は総務部 総務課に所属しています。総務課の仕事は非常に幅広く、その難易度も様々です。株主総会・取締役会に関する業務、新規施設の起工式・竣工式や社内行事の準備・運営、各種契約や法務に関する業務、什器・備品の管理、その他組織全体に関する業務など、あらゆることに携わります。中でも重要なのは、株主総会の準備。法律に基づき、滞りなく会を進行するその過程は、毎年気が抜けません。中でも、「総務課に異動して最初に携わった株主総会」は思い出深い仕事の一つです。対面のコミュニケーションを中心に仕事をしてきた私にとって、株主総会を開くにあたって守らなければならない「法律に基づいた進行」や「前例に倣った準備」といった方法論は初めての経験でした。周囲の先輩方にアドバイスを頂きながら、必死に取り組んだ記憶があります。振り返ると、とても良い経験になったのですが、当時は無我夢中でしたね。

組織の「インフラ」、
そして「ハブ」として

難易度も種類も豊富な総務課の仕事。その価値は、大きく2つあります。まずは、組織の「インフラ」としての役割。私たちが扱う、車輌管理や各種申請、書類の作成などは、空港施設という組織が円滑にビジネスを展開するために不可欠なもの。空港施設のその先にいる、お客様にサービスを届けるために欠かせない、事業活動上の社内「インフラ」なのです。私たちの働きが滞れば、会社の事業活動に滞りが生じ、お客様にご迷惑をおかけすることになるかもしれないという危機感が常にあります。空港のインフラを支えている当社ですが、総務課はその当社の生命線の役割を担っていると表現できるかもしれません。
2つ目は、組織の「ハブ」としての役割。「総務課は、分類できないすべての業務を担う」と言われることからもわかるように、私たちの仕事は常に組織横断的であり、役員も含めた様々な方々と接しています。Aという部署から寄せられた声をBという部署に伝える、といったことは日常茶飯事で、時には専門家と協働して各部署の法律相談に応えたり、経営層と現場を繋ぐ役割を担ったりもします。もちろん複数の仕事が同時進行することもあるので、現場目線でタスクを検討し、優先事項を整理する能力も必要です。組織の中心に立って各部署と連携し、円滑に事業がおこなわれるよう促します。その使命は、いわば組織の「交通整理」をおこなっているようなものです。決して楽な仕事ではありませんが、その分、多くの方々から必要とされている実感があります。これからも、常にアップデートを忘れずに仕事に向き合っていきたいと思います。

これからのビジョン

前職を通じて、多種多様な難しいお願いごとやお困りごとへの対応力を身に付けました。信頼関係を土台に、コミュニケーションしながら問題を解決していくその力は現在の仕事にも必要不可欠で、今後もさらに磨いていきたいと感じています。また、知識面でもまだまだ努力が必要です。日々のルーティン業務の中にもアンテナを高く持ち、発見や気付きを得られるよう意識していきたいと思います。常に新鮮な気持ちで、吸収できる自分でありたいですね。

休日の過ごし方

部屋が片付いてきれいになるとスッキリして気分が向上するので、休日は部屋の片付けをしています。また、部屋が片付いた後、きれいな部屋でお茶を飲むのが好きなのですが、趣味が高じて紅茶の教室に通っています。紅茶って実はたくさん茶葉の種類があって、さらにワインのように年や茶園ごとに出来が違うんです。テイスティングしながらその違いを感じ、自分に合った一杯を探すのは楽しいものですよ。